株で1億円のキャピタルゲインを

株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

本の要約

ズボラ株投資 月10万円を稼ぐ週1ラクすぎトレード③

(待ち伏せピンポイント投資の実践) ・5日>20日>60日もしくは、5日>25日>75日となっている銘柄を探す。日本は25日や75日移動平均線を使うことが多いが、欧米では20日を使うことの方が多く、また祝日の多い日本株の営業日数から考えると、20日と60日を選…

ズボラ株投資 月10万円を稼ぐ週1ラクすぎトレード②

(待ち伏せピンポイント投資) ・グランビルの法則が基本。この法則は株価と中期移動平均線である200日線を活用するが、Lokさんは5日の短期線と20日の中期線で判断する。 ・待ち伏せピンポイント投資とは、トレンドの勢いがまだ若くて強い初動段階を狙った…

マネーの公理 スイスの銀行投資家に学ぶ儲けのルール⑤

第11の公理:執着について ・最初にうまくいかなければ、忘れろ。 ・A社を損切りしたとしても、A社で損切り分を儲けようとするな ・副公理XV:ナンピン買いで悪い投資をなんとかしようとするな ・ナンピン買いをしたくなった場合には、次のように自問すべき…

マネーの公理 スイスの銀行投資家に学ぶ儲けのルール④

第7の公理:直感について ・直感は説明できるのであれば信頼できる ・直感を感じたら、最初にすべきことは、その直感を生み出すほど巨大なデータの図書館が、自身の心の中に存在しているかどうか、自問することである。 ・副公理XI:直感と希望を混同するな …

マネーの公理 スイスの銀行投資家に学ぶ儲けのルール③

第5の公理:パターンについて(最も重要な公理) ・カオスは、それが整然と見え始めない限り危険ではない。 ・パターンは、曇った空の中や大海の泡の中に見出せるように、時折、現れるようだ。しかし、それは儚い。 ・秩序の幻想の実態について考えたいなら…

マネーの公理 スイスの銀行投資家に学ぶ儲けのルール②

第3の公理:希望について ・船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。 ・「沈み始めたら」であり、船が半分水に浸かるまで待ってはいけない。期待したり、祈ったりしてはいけない。目を覆ってはいけないし、その場で恐れ慄いてもいけない。状況を観察して、起こり…

マネーの公理 スイスの銀行投資家に学ぶ儲けのルール①

本書で紹介される公理はすべて、リスクとマネジメントに関するもの 第一の公理:リスクについて ・心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら、十分なリスクを取っていないということ。 ・冒険は、人生を生きる価値のあるものにする。そし…

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす⑧

未来に向けた戦略ーDIV指針 ・世界市場に連動させるインデックス運用を株式投資のコアにすべきであるが、そのリターンを上回る戦略があると確信している。それは頭文字をとってDIB指針と呼ぶ。 Dibidend(配当):個別銘柄の選択にあたっては、持続可能なペ…

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす⑦

世界市場と国際ポートフォリオ ・新高成長国のGDPと株式リターンを検証した(1987-2003年)。 相関係数は高くないものの、GDPとリターンがマイナスの相関を示した。中国は9%の成長に対し、10%マイナスリターン。一方でベネズエラは1%のマイナス成長率である…

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす⑥

金を見せろー配当とリターンと企業統治 ・1871年から2003年にかけて、インフレ調整ベースで、株式の累積リターンの97%は配当再投資が生み出してきた。キャピタルゲインが生み出した部分は3%に過ぎない。10万円はキャピタルゲインでは2,400万円になったが、配…

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす⑤

資本を食う豚ーテクノロジー:生産性の厳選にして価値の破壊者 ・技術革新は必ずしも高いリターンを意味せず、高い収益も意味しない。技術革新が投資家を足腰立たないほど叩きのめした例を求めるならば、まずは電気通信業界(ITバブル)。 ・S&P500で「設備投…

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす④

バブルの罠 –市場の多幸症をどう止め、どう避けるか ・洗練されたアナリストまでが、「新時代」思考に捕らわれるなら、それはバブルとみてよい。 ・バブルはたいてい、誰も予想しなかったほどに長く続くもの。そうなると、懐疑派は口を閉ざし、信奉者はいよ…

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす③

・投資家リターンの基本原則「株式が配当を生むとき、効果が増幅する」 ・「ピーターリンチの株で勝つ」には、長期的な成長率と配当利回りを加算してPERで割る。1.5なら及第で2以上が合格と記載している。だが、黄金の銘柄は1.5以下であり、時代遅れかもし…

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす②

黄金の銘柄を探す ・配当の再投資が大いに物を言う。配当利回りが高い銘柄を選んでPFを選んだところ、そのリターンは市場平均を年3%上回る。逆に配当利回りが引く銘柄を選んだPFのリターンは2%下回った。 ・株式投資のリターンを左右するのは、企業の増益…

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす①

本著は「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド」の結論をもう一段掘り下げたもの。これを読み進めることで、インデックス運用を上回る方法を見つけることができる。 成長の罠 ・新興企業や新興業界のリターンは、数十年前に創設された老舗企業を、た…

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド⑧

株式で富を築く ・「なぜ機関投資家は、彼ら自身が市場そのものだというのに、市場を上回る利回りを期待するのだろうか」 ・投資信託で年間手数料が1%課されると、30年後の最終的な累積額は1/3ほど減少する(例:利益が1000万円だったはずが、1%手数料で666…

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド⑦

季節のアノマリー ・2月から12月にかけて小型株の利回りは大型株より低く、歴史的には、小型株を保有して有利な期間は1月だけ。 S&P500+1月の小型株:14.9%(1926-2006)小型株 :12.2% S&P500 : 10.3% ・日本では1月の小型株の超過利回りは米国市場よ…

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド⑥

株式と戦争 ・戦時でも平時でも株式の名目利回りは変わっていない。しかし、物価の平均上昇率は戦時中は約6%だったが、平時は2%を下回るため、平時の株式の実質利回りは戦時中の実質利回りを大きく上回る。 ・市場が予測と実際の値との違いだけに反応する理…

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド④

市場に勝つ 1926-2006 左の内1975-1983年を除く S&P500 10.3% 9.6% 小型株 12.2% 9.6% →投資家が小型株を避ける理由にはならず、むしろ小型株優位になるかもしれない。ただし、10年という期間ごとに決まって大型株を上回るとは限らない。 ・S&P500構成銘柄の…

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド③

S&P500指数について ・1957-2006年の過去50年において、ヘルスケアや生活必需品、エネルギーがS&P500指数より上であった。一方で、急成長を遂げた情報技術と金融はわずかな利回りしかもたらさなかった。 ・最高の価値は、投資家に無視され、ファンダメンタル…

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド②

・保有期間とリスク 1802年以降の保有期間(1-30年間)毎の実質リターン(最高と最低) 1年間:+66.6%〜-38.6% 2年間:+41.0%〜-31.6% 5年間:+26.7%〜-11.0% 10年間:+16.9%〜 -4.1% 20年間:+12.6%〜 +1.0% 30年間:+10.6%〜 +2.6% ⇨ブラックマンデーやイン…

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド①

・1801年に100円(=1ドル)投資した場合、2006年における名目トータルリターン 株式:13億円! 長期債:180万円 金:3,200円 消費者物価指数は1,600円であり、金はほぼ実質リターンはないが、株式は13億円と、持っているだけで誰でも金持ちになれる。 ・1801…

ウォール街のランダム・ウォーカー⑤

財産の健康管理のための5箇条 1. 元手を蓄えよ FIREするためには大化け株を探し当てることではない。財産を増やすための原動力は貯蓄である。1801年に1 ドル株式投資すると、複利効果で2020年には28,000,000ドルとなった(その間物価は20倍)。長期投資が功…

ウォール街のランダム・ウォーカー④

行動ファイナンス学派から ・多くの個人は相場のピークまたはそれに近いところで大量に投資信託を購入し、下げ相場の大底が近づいたところで、いっせいに資金を引き上げる傾向が強い(1993-2018年のS&P500の株価と投信への純資金流入実績より) ・どうしても…

ウォール街のランダム・ウォーカー③

ファンダメンタルアナリストの業績予測が当たらない5つの要因 1. ランダムに発生する事件の影響 企業の業績予測に対して大きな影響をもたらず出来事の大半は、本質的にランダムな事象であり、したがって予測不可能。例えば電力会社は安定的な業種とアナリス…

ウォール街のランダム・ウォーカー②

モメンタム戦略は儲かるか ・テクニカル・アナリストは、砂上の楼閣理論に基づいて投資戦略を練り上げる。彼らはテクニカル分析を用いれば、市場でどのような楼閣が作られようとしているかがわかると主張している。 ・テクニカル・ルールに関しては、徹底的…

ウォール街のランダム・ウォーカー①

本書は出版されてから45年経った第12版である。この歳月が流れても、「個人投資家の大部分は個別売買やアクティブファンドへ投資信託をするよりも、インデックスファンドへ投信しじっと持ち続けるほうが遥かに良いリターンを生む」という結果に変わりがなか…

投資で一番大切な20の教え⑥

落とし穴を避ける ・他の可能性を無視して、標準的な範囲で分析したシナリオにこだわり、悪い結果が生じた場合に命取りになる水準まで、リスクとレバレッジを高めてはならない。最近の金融危機における投資家の破綻のほとんどは、想定外のことが生じたために…

投資で一番大切な20の教え⑤

逆張りをする ・周りが意気消沈して売ろうとしているときに買い、周りが高揚した気分で買おうとしているときに売るには最大限の勇気が必要だが、そうすることで最大限の利益が得られる。 ・逆張りはどんな時でも利益をあげられるアプローチではない。逆張り…

投資で一番大切な20の教え④

振り子を意識する ・すべてが順調で価格が高騰している時、投資家は慎重さを忘れ去り、買いに殺到する。その後、市場が混乱に陥ると資産はバーゲン品となり、投資家はリスクを取る意欲を完全に失って、売りに殺到する。この繰り返しが永遠に続くのだ。 心理…