株で1億円のキャピタルゲインを

株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす③

 

・投資家リターンの基本原則「株式が配当を生むとき、効果が増幅する」

 

・「ピーターリンチの株で勝つ」には、長期的な成長率と配当利回りを加算してPERで割る。1.5なら及第で2以上が合格と記載している。だが、黄金の銘柄は1.5以下であり、時代遅れかもしれない。黄金の銘柄から読み取れることは、長期的に平均を上回る増益率を、平均をわずかに上回るペースで継続すれば、わずかな違いが積もり積もって、大きな違いになる。

 

黄金の銘柄に支払う対価はPERで20-30倍が妥当

 

・運用成績が際立って高い企業はたいてい、①PERが市場平均をわずかに上回る程度で、②配当利回りが市場平均並みで、ただし③長期的な増益率が市場平均を大幅に上回っていること。

・ハイテク企業と電気通信企業は黄金の銘柄に一つも入っていない。

 

成長セクター投資に潜む罠

・セクターが市場で占めるシェアの推移と、投資家が手にするリターンの推移とは一致しない。例えば金融セクターとハイテクセクターは時価総額ベースで特に急激に成長したが、リターン水準は市場平均に届かなかった。逆にエネルギーセクターはシャアが劇的に縮小したが、リターンは市場平均を上回った。ただしこれは、長期的な話であり、リターンと時価総額は短期的に見れば、かなりの程度まで相関している。