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株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド④

市場に勝つ

    1926-2006   左の内1975-1983年を除く

S&P500  10.3%         9.6%

小型株          12.2%          9.6%

→投資家が小型株を避ける理由にはならず、むしろ小型株優位になるかもしれない。ただし、10年という期間ごとに決まって大型株を上回るとは限らない。

 

・S&P500構成銘柄の配当利回りと投資利回りの関係

配当利回り  利回り

最高     14.2%

高      13.1%

中間     10.6%

低       9.8%

最低      9.7%

配当利回りが低いのは成長株で割高な銘柄が多いため?配当利回りが高いのは石油系・たばこ系

 

・ダウ10戦略とは、ダウ平均構成銘柄の内配当利回りが最も高い10銘柄をある年の12月31日に購入し、それらを翌年いっぱい保有し、12月31日になったらその時点で配当利回りが最も高い10銘柄と入れ替えるというプロセスを繰り返す戦略のこと。同様な戦略をS &P10のほか、ダウ30でも1957年から2006年までシミュレーションした。

S&P10    15.7%

ダウ10    14.1%

ダウ30   11.9%

S&P500 11.1%

→やはり高配当銘柄が圧倒的優位。20年間では比較すると、S&P500は8.2倍資産が増えるのに対し、S&P10は18.4倍増える。

 

・PERでも比較した。S&P500を12月31日のPERの順に5グループに分け、グループごとに次の12ヶ月の利回りを計算した。

PER   利回り

最低   14.3%

低    13.5%

中間   11.1%

高    10.0%

最高     8.9%

→PERでも配当と同様な結果。

 

・規模別(5グループ)とPBR別(5グループ)に分類した利回り

最割安×最小型 19.6%

最成長×最小型     6.0%

最割安×最大型 13.2%

最成長×最大型     9.9%

→残り21パターンを省略したが、割安で小型株ほど利回りが高い。

 

・割安株も、弱気相場では株価が好調に推移する傾向にあるものの、強気相場の後半では成長株の利回りを下回ることが多い。高利回りを狙う戦略を取るのであれば、投資家には忍耐が必要。