株で1億円のキャピタルゲインを

株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

ミネルヴィニの成長株投資法⑤

リスク管理

・自身が仮に50万円の利益を得たとしよう。このとき自身が50万円だけ有利になっているから、その金額を思うままにリスクにさらして一攫千金を狙おうという考えはしない。新たな元本であり、前と同じルールに従うだけ。

・毎日大引け後に自分のPFを見直す時、次のように自問すべき。「私は今日、このポジションに強気だろうか。そうでないと考えるなら、どうして持ち続けているのか。最初に買った時の理由は、今も有効か」

・損失は10%を絶対超えてはならない。平均損失は6%にとどめるべき。そうすれば、勝率が50%でも圧倒的なパフォーマンスを得られる。

 

自分がいつ間違っているかを知る

・買った直後に株価が上昇しなかったら、売ることも多い。株価がたとえ下げなくても、思惑通りの動きを見せなかったら、手嶋って評価し直す十分な理由になる。

 

大きな間違いを避ける

・1990-1996年の8万口座での取引を調査してわかったことは、投資家は価値が増えた株よりも、価値が減った株に買い増しをすることが多いということ。このやり方は間違っていて、大きな損を避けることが大勝するための最も重要な要素。ナンピンは敗者の戦略。小さな損切りは必要経費

 コカコーラは1973年に大天井をつけてそこから70%下げた。元の株価まで戻るのに11年要した。ゼロックスも1973年に天井をつけて高値まで戻るのに24年要した。マクドナルドは1999年から約3年で72%下げた。優良と言われる企業でさえ株価を維持し続けることはできない。長期投資と言えど数ヶ月でも放っておいてリスクがないと言える銘柄はほとんどない。

・株式市場ではポーカーと違って、相場環境が良くなる時期を無料で見続けることができる。好機のみ買えば負けないのだ。

・30-40%下げた銘柄を持っていると、10%の損失はそんなに悪くないと思える。

・持株が下げた時に、また回復するだろうと思い込んではならない。身を守るために、必ず損切りすべきだ。ただし、振るい落とされたからというだけで、自動的に将来の回候補から外すべきでもない。買い直すポイントを探す。

・買値から10%以上下げる前に損切るべき。買いのタイミングか銘柄の選定基準のどこかがおかしい。損切りした後すぐに回復した経験があると思うし、これからも何度も経験するだろう。それがどうしたと言うのだ。最初の損失が最小の損失であるという古い格言はいまだに有効である。

 

分散化をしても、身は守れない

・弱気相場では、ほぼすべの株が下がる。

・持株は4-6株にすべきである。投資対象について知っておくべきことをすべて知っておくことができなくなるからだ。さらに、多くのポジションを抱えていると相場が逆向したときに素早く動いて現金化を高めるのは難しくなる。

・リスクとは自分のしていることが分かっていないために、起きる