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株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

投資で一番大切な20の教え④

振り子を意識する

・すべてが順調で価格が高騰している時、投資家は慎重さを忘れ去り、買いに殺到する。その後、市場が混乱に陥ると資産はバーゲン品となり、投資家はリスクを取る意欲を完全に失って、売りに殺到する。この繰り返しが永遠に続くのだ。

 

心理的要因の悪影響をかわす

・強欲と楽観主義が組み合わさるたび、人々は高いリスクをとらずに高リターンを狙う戦略を採用する、人気の証券を高すぎる価格で買う、すでに過大評価されている資産をまだ値上がり余地があると見て保有し続ける、といった行為を繰り返す。自分たちがみな間違っていた、つまりリスクを蔑ろにしていたとわかるのは、後からだ。

 

・「金融に関する記憶が持続する時間は極端に短い」ため、市場参加者は同じミスを何度も繰り返す。

・多数派の味方に逆らうよりも同調する傾向がある。だから価格上昇時に進むべきか退くべきかを判断する理性を鈍らせる。これは心理学的な実験によって証明されている。被験者1人とサクラ大多数に線の長さに関するごく単純な質問をする。サクラがわざと全員一致で間違った答えを言うと、その答えは被験者に劇的な影響を及ぼし、明らかに間違いの選択肢を選んでしまう。

 

・投資の世界にいる者の大半は、他人が自分より儲けているのを見て、じっとしてはいられなくなる。

 

・割高な銘柄がさらに値上がりし続けている、あるいは割安な銘柄がさらに値下がりし続けているのであれば、正しいこと、つまり前者を売って、後者を買うことを実行する方が楽なはずだ。しかし、人はそのようには動かない。

 

・強欲と人的ミスの結果、生じた好材料がやみくもに高く評価され、悪材料が無視されている時に、その和に加わらない決断をすること。これがバブルで損失を出さずに済むためのカギとなる。

 

勝率を高めるために

・本質的価値を強く意識する

・価格が本質的価値から乖離した場合に取るべき行動にこだわる

・過去のサイクルに関する知識を深め、行き過ぎた相場が最終的に報われるのではなく、手痛い打撃を受けることを心得る

・市場が極端な状況にある時の投資プロセスに置いて、心理的要因がひそかに悪影響を及ぼすことをしっかりと理解する

・「そんなうまい話があるわけない」と思えるときは、たいていの場合、そのとおりであることを肝に銘じる

・誤った水準にある相場がさらに謝った方向へ動いているときには、自分が間違っているように見えることを進んで受け入れる

・同じ考えの投資家の支持を得る