株で1億円のキャピタルゲインを

株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

ミネルヴィニの成長株投資法④

・会社が下方修正を発表したために利益予想が最近になって引き下げれ、そのあとに会社がその予想を超える決算発表をしたのがわかったら、それは危険信号ととるべきだ。その決算は見かけほど良くないかもしれない(数字の操作に注意)。

 

・その会社は売上高を増やして利益率を上げるために何をしているかを確認する。

 

・経営が順調な成長企業であれば、営業利益率も純利益率も一貫して向上しているはず。

 

・決算発表後の数日間にどういう値動きをするか確かめること。さまざまな反応があるが、真の急成長株であれば、上昇分を全て打ち消すような大幅な下落には絶対にならない。

 

・在庫が売上よりも遥かに速く増えている時は、売り上げが落ち込んでいるか、将来の需要を経営陣が読み間違った可能性がある。在庫が増えることが必ずしも悪いわけではない。新たに開店した店の棚を埋めなければならないかもしれないからだ。在庫が増えた理由が説明されないか、納得いかない説明の場合には、本当に危険信号になる。

 

・売上よりも売掛金の方が増え方が遥かに大きいか、増加ペースが速まる傾向にあるなら、会社が取引先からの代金回収に苦労しているという警告かもしれない。

 

・売上高、利益、利益率の3 つが3四半期連続で加速している企業(コード33)を探そう。

 

・急成長株の90%以上は弱気相場や通常の調整から一足早く上振れする。重要なことは、相場が下げている間に調べておくと言うこと。そうすれば、相場が上げ始める時には、大きな利益を得る用意ができている。

 

・全般に下げる中で最もよく持ち堪えて、新たな強気相場の最初の4-8週間に安値から抜けて新高値をつける銘柄は、真の先導株であり、大幅に上昇できる。ただし、上げる日よりも下げる日に出来高が増えていれば、まだ買いが早いかもしれない。

 

・前の強気相場で先導していた銘柄が次の上昇を先導することはめったにない(25%未満)。だから聞き覚えのない銘柄を見ることになると思っておく。

 

・相場を動かすのは需要と供給曲線ではなく、人間の行動である。人間の行動は昔も今子変わらないし、今後もたいして変わりそうにない。

 

機関投資家による買い集めの動きに共通する特徴は、ベース内の特定の範囲で出来高を大幅に減らしつつ、ボラティリティが低下すること。ボラティリティ低下のパターンを形成されている間にボラティリティの低下は通常2-6回生じる。

 

・小さな値動きと出来高の大幅な低下は、売りが枯れて最小抵抗線ができた合図。

 

・弱気相場で60%以上調整した銘柄は滅多に買わない。それほどの下落をする銘柄は、深刻な問題を示唆していることが多いため。健全なセットアップならば、35%以内の調整で終わる。ほぼ全ての状況で株価指数の2-3倍も下げる銘柄は避けた方が良い。

 

・ベース形成中の重要なところで振るい落としが1-3回あるまで待った方がよい。直近の安値や主要な指示線を下に抜けることがあり、これが振るい落とし。振るい落としの後に大きな出来高を伴って(機関投資家の買い)元の水準まで戻れば、それは良い兆候。

 

・ピポットポイント(横ばい圏で値幅が最も狭い期間)では常に出来高が減る。最後のボラティリティ低下局面では出来高が50日平均を下回り、1-2日は極端に落ちることが望ましい。時価総額が小さな銘柄では出来高はほとんどなくなることもある。これを流動性の欠如とみて、心配する投資家がいるが、これこそが株価が大幅に上昇する直前に起こること。出来高が少なくなったと言うことは、売りがごくわずかになり少しでも貝が入れば株価が急上昇するということ。ピポットポイントの値幅が狭けば、早く買ったからといって得することはない。

 

弱気相場のときに買おうとしてピポットを探しても、素晴らしい買い場は見つからないだろう。あるいは買ってもすぐに突然の騙しで終わるかもしれない。

 

・どうすればブレイクアウトが騙しと判断できるか。それは、ブレイクアウトがうまくいけば、株価は20日移動平均線で持ち堪えて、そこを下回って引けることはほとんどない。

 

・株価がピポットポイントを上に抜けた後、ブレイクアウト水準か、そのすぐ下まで押すことがよくある。これは2週間地内に回復する限り自然なこと。

 

・古い落とされたというだけどその銘柄を捨ててはならない。ファンダに変化がなければ、騙しのリセットが起きないか監視

 

・ほとんどの急成長株は、上場して8-10年いないに並外れた上昇局面に入っている。