株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド②
・保有期間とリスク
1802年以降の保有期間(1-30年間)毎の実質リターン(最高と最低)
1年間:+66.6%〜-38.6%
2年間:+41.0%〜-31.6%
5年間:+26.7%〜-11.0%
10年間:+16.9%〜 -4.1%
20年間:+12.6%〜 +1.0%
30年間:+10.6%〜 +2.6%
⇨ブラックマンデーやインターネットバブル、高インフレ等あったが、どの場面でも20年間株式を保有し続ければ、インフレに負けず必ずプラスのリターンとなる。
なお、5年のうち2年は、株式利回りが短期国債に劣る。別の言い方をすれば、短期の株式投資の利回りが債券を下回る確率が高いため、多くの投資家は株式投資を続けることが困難となる。
・株価のピークで投資を始めた場合の利回り
株式投資に精通している投資家でさえ、株価が高値圏にあるときには買ってはいけないと信じている。しかし、長期投資の場合、この考えは間違っている。
1901年から2000年までの主要な株価ピーク時に100円投資した場合の実質リターンは、10年間で118円、20年間で223円、30年間で585円と、すべてプラスである。株価がピークにある時に投資を初めてもプラスに終わるだけに留まらず、長期国債や短期国債のリターンにも勝つ。
・株式利回りと債券利回りの相関係数
-0.37とマイナスである。つまり、株価が下がると債券利回りが上昇する。
→PFで株式と債券の比率を変える(年に1度のリバランス)ことが有効になり得るかもしれない。つまり、株式が上がりトータルリターンが7%を超えると、債券の比率が悪くなるため、株式を売って債券を買い増す。弱気相場では株価が下落するので、債券を売って株式を買い増す。7%平均への回顧をするのでリバランスをした方がトータルリターンは上がるかも。