株で1億円のキャピタルゲインを

株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

株式投資で普通でない利益を得る③

どんな銘柄を買うべきか

 

成長株を買うべきである。その理由は十年単位で価値が何百%も上昇しているからあ。しかし割安株ならば50%上昇するものはほとんどない。成長株の累積効果は明らか。

・若い成長株はほかのタイプよりもはるかに大きく成長する可能性がある。ときには10年間で数千%も成長する会社もある。しかし、どれほど優れた投資家でも、まれにある判断ミスは避けられない。この種類の株で間違うと、投資資金を全て失う。よって、歴史があり、その地位を確立している成長企業に投資すれば、損失を被ったとしても、株式市場全体の予想外の下落による一時的なことで済む。つまり、ダウやデュポンやIBM並かそれに近い会社に投資するほうが良い。それで十分なリターンを得ることができる。

・配当率の高い株に投資したケースと、配当率を低くして利益を成長と資産への再投資に回した企業に投資したケースのリターンを比較した。その結果、成長株投資の資本価値のほうが5,10年後ともに上回っていた。また、最終的には成長株投資のほうが配当利回りが大きくなる。これは配当率は低くても成長によって配当金が増加するためである。

 

いつ買うべきか

・従来使われている手法では、全体の状況が大きく悪化するような兆しがなければ買い、地平線に暗雲が広がっているときには、いったんは見送る。しかし、現在わかっている経済知識を総動員しても、将来の景気動向を予測するのは不可能だということを考えれば、この手法は実践的ではない。

・正しい会社で、ある程度の増益が期待できる要素があっても、それがまだ株価に反映されていない時点で買うこと。景気循環を無視して、適切な買いのチャンスが訪れたら、すぐに資金を投入すべき。ただし、手持ちの資金を一回で投入せずに、数年間かけて計画的に買うこと。そうすることで、その間のどこかでマーケットが激しく下落しても、その下落を利用して増し玉することができる。