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株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

ミネルヴィニの成長株投資法②

・ほとんどの投資家は常勤の仕事を別に持っているので、トレードを趣味とみなしている。だが、トレードを仕事のように扱えば、仕事のように報われる。トレードを趣味のように扱えば、それは趣味のような報いを受ける。趣味は儲かるものではなく、お金がかかるもの

 

・自分のトレード手法が他の手法よりも良い結果を出せる市場サイクルがある。一方で自分の手法がうまくいかない時期も受け入れるしかない困難に遭うたびに別の手法を使って、不利な時期を乗り越えられる人がいるとは思えない。株取引では、例えばある市場サイクルではバリュー株のトレードをうまくやり、次のサイクルでは成長株のトレードにうまく切り替えられる人を私は知らない。

 

・過去の急成長株を分析すると、PERを単独で見ることはウォール街で最も役に立たない統計のひとつであることがわかった。株価が下落しPERが歴史的な低水準にある銘柄があったとしてもそれを購入してはならない。株価がそこまで急落するのは決算が悪いと想定されているため。決算後はPERが高くなるか、つかなくなる(赤字)。代表的な成長株のほとんどはめったに底PERにならない。史上最大級の上昇をした銘柄の多くは、最大の上昇をする前に、PERが30-40で取引されていた。

 

・PERは大幅上昇の初めから終わりまで2-3倍になっていた。よって株の理論株価がわかるが、それ以上のものではなく、急成長株において高いや低いに意味はない。

 

・崩れた先導株(おそらく第4ステージ)を買ってはならない。新たに相場を主導する力強い銘柄が登場すると、それが急上昇する前には買うのを嫌がっていたが、天井をつけて大幅に下落した後に興味を示すようになる。成長化率は40%なのにPERは20倍だ、史上最安値近くまで下げているなど、あらゆる理由づけをする。

 

・株価が下向きの200日移動平均線を下回っている時は絶対に買わない。

 

・できるなら大手投資機関に関心が持たれていることが望ましい。一番乗りをする必要はなく、一緒に乗ってくれる仲間が欲しい。目標は最安値で買うことではなく、買った後に短期間で大幅高になる株を買うこと

 

証券会社の投資判断は間違っている。彼らは下げた銘柄を推奨したがる。格上げは割安度に基づいていることが多く、トレンドラインを大きく抜けたという事実を全く無視している。

 

・ファンダメンタルズに生じている問題が表面化する前に値動きの重大な変化という形で示唆が得られることは多い。仮にセンチメントが急変する理由はないと思っていても、値動きのそうした変化は常に重視すべき。株価の急落を買いのチャンスだと思ってはならない。