【要約のまとめ】マーケットの魔術師
【損切り】
・損切りラインを7%,10%など決め、それになったら絶対損切りしなければならない。損切りが適切であれば、勝率が5割であっても儲けられる。(すべてのトレーダー)
・損が出るからその株は売れないと言う人がいるが、既に損はしている。損を放置するのが多くの投資家が犯す一番深刻な間違い(オニール)
・損切は成功するためのコスト(タープ)
【資金管理】
・一つのアイディアに資金の5%以下しか使わない(マイケル、エド)
・うまくいかないトレーダーは売買資金が大き過ぎる。儲けが出続けるまでは、今の1/5-1/3にすべき(ブルース、デニス、シュワルツ、ゲルバー)
・損を取り返すために、今までの取引量の2倍にしてはならない。大きな損をしたときは次の売買まである程度時間を置く(デニス、ゲルバー)
・ナンピンは絶対にしない(ポール、ラリー、ゲルバー)
【売買タイミング】
・自身の注目している諸要素すべてが一定方向に揃うまでトレードは待つべき(マイケル、シュワルツ、ロジャーズJr.,ワインスタイン、ボールドウィン)
・自分が安いと思って買いを出した時、相手は高いと思って売りを出す。売買が成立した後に、誰が自分の株を買ってくれるか考えなければならない(マイケル)
・相場は新高値をつけた時に非常に強く見えるが、空売りの絶好のタイミング。トレンドが出るのは全体の15%で残りはボックス(ポール)
・テクニカル分析は有効で、自身に大きな情報が入ってくる時にはすでに他のプレーヤーは情報を仕入れていて、売買している。それがチャートに現れる(マイケル、ブルース、ポール)
・2σを超えたら売買する。通常は98%の確率で2σに留まるためだ。ただし移動平均線の上にあるか下にあるかを確認し売買すること。(シュワルツ)
・最良の売買ポイントは天井や底ではない。相場の方向性がわかるポイントで売買する(エド)
・ボラティリティが高まってくると期待リターンとリスクの比が悪くなるため、手じまう。(ラリー)
【CANSLIM法】(オニール、ライアン)
・前年と四半期のEPS伸びが20%以上で、何か新しい変化有、RS80以上、発行済み株式数が400-1,000万株で市場が強気相場の時に、新高値で購入。ただし、底値より10%以上高い場合は購入見送り。新高値時に1日平均出来高を50%上回っていること。PERが市場平均の2倍以下
【手法を学び実践し続ける重要性】
・どうしたら損をしてしまうかをまず学ぶべきで、どうしたら儲けられるかを学ぶよりも重要(ワインスタイン)
・成功の方法を定式化できると思ったら大間違い。定式化した方法の成功後に、避けがたい大きな失敗が待っている(マイケル、ワインスタイン)