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株で勝つための銘柄分析、本の要約をブログにしています。

マーケットの魔術師 米トップトレーダーが語る成功の秘訣 〜デビット・ライアン

・オニールのCANSLIM法がベースだが、それにPERの要素も混ぜている。PERは重要で、市場平均の2倍以下。一番儲かるのは、利益の伸びが強く、PERが市場平均並。

 

・まずチャートをながめ、テクニカル的に強い銘柄をチェックする。その後、レラティブストレングス(RS), EPSの順で確認する。

 

・トレードスタイルは新高値。新高値では、先に買った人は誰も損をしておらず、上値が軽い。ただし、騙しはある。出来高が2倍に増えて株価が新高値になったら、多くの人がその銘柄を注目していて上昇トレンドになる。一方、出来高が10%しか増えなければ怪しい(騙し)と考える。

 

・新高値で買った銘柄が前のボックス上値に触れた場合、手持ちを50%減らしている。

 

RS(オニール参照)は最低80,できれば90以上が必要。RSは高ければ高い方がよいが、RSが1でも下がったら売ってしまう。

・ファンダは主に5年間の利益成長と前年の水準と比較した直近二四半期の利益の前年同期比に注目する。成長率の鈍化があれば、高い成長期は終わったと考えることもある。また、EPSランクが高ければ高いほど良く、少なくとも80,できれば90ぐらいが良い。

 

・高業績の大ニュースが飛び込んでくる前に、 RSは上昇を始めている。

 相場は大抵先取りするもので、利益は織り込み済という言葉をよく聞く。だが、何百もの出世株を分析してみると、利益を折り込むのに多少時間がかかる。これは多くの人がこれまでのように業績が伸びると信じないため。

 

・EPSの後は、発行済株式数が500-1000万株を探す。多くても3000万株。この以上では会社は成熟し、既に株式分割も行っている。

 

機関投資家が所有していることが望ましいが、全体の1-20%程度が理想的なレンジ。

 

上記の条件にすべて当てはまるのは、全体の1%。その後の絞り込みは、過去のチャートを見る。彼が買う多くは、買う前に既に2,3倍になっている。

 

・ここまで厳格なルールに従って買っても、実際に値上がりする株は5割。他は7%のストップで損切りする。この値上がり株が1年で2-3倍になるので、それで稼いでいる。

 

・株は買った翌日に利が乗っていなければならない。それが、そのトレードで儲かるかどうかの一番良い指標。

 

・毎日の出来高の過去50日の平均出来高比が急増した銘柄のリストは活用していて、急騰の準備が整った銘柄を探すのに使っている。

 

・株価は上振れる時は出来高が増加した方が良いが、保合いでは出来高が減少した方がよい

 

・売り時は、値上がりし、高値で保ち合い、そして下げ始めるまで待つ。

 

・市場全体、またはある銘柄が底値をつける時は、値下がり幅が小さくて出来高が増加する。

・下げ相場の始まりは、上げ局面で先駆株が下げ始めた時。購入株は先駆株のため、それらが上げ止まってきたら、危険信号。さらに、暴落株線(日々の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差を累積したもの)と市場の不一致。暴落線は市場が天井をつける2,3ヶ月前に天井をつける傾向がある。